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Raks Aksağıの語

Raks Aksağıはトルコ音楽で使われるUsûl。
9拍で1周期となるもので2+3+2+2の構造。

ウスール-ラクス・アクサーウ


あまり使われないUsûl。

Tanburi Mustafa Çavuş作曲の
Dök zülfünü meydana gel
Makam:Hisarbûselik
Usul: Raks Aksağı
詞:Aşık Hıfzi

とか

Repertuar No: 6730
Eserin İlk Dizesi: İstanbuldan Üsküdara yol gider
Söz Yazarı: _
Makam: Muhayyer
Form: Türkü
Usul: Raks Aksağı
Bestekar: _

とかで、このウスールusûlを聞く事が出来る。
İstanbuldan Üsküdara yol gider(この曲はYandım Çavuşとも言われる)の方は、2+3+2+2というか5+4というリズムの構造になっている。

AksağıはAksakの語に所属人称接尾辞(所有接尾辞)が付いた形?
müzik(音楽)にTürk(トルコ)が付くとTürk müziğiになるように。

Raksは多分アラビア語起源の言葉で「踊り」の意。
ベリーダンスBelly danceの事を「ラクス・シャルキー」と言ってる
→ラクス・シャルキーで「東の踊り」
シャルク(東)がニスバ形(形容詞)になってシャルキー?

Raksは3人称になるので(1人称や2人称では無い)、Aksakの後に付く所属人称接尾辞(所有接尾辞)は-i/-ü/-ı/-u のいづれか。
→母音調和でAksakの最後の子音kの前のaが後舌母音なので-ı/-u のいづれか。
→二次的な調和(唇の調和)でaは非円唇母音なので-ıに絞られる
→無声子音 k + 母音 → ğ + 母音 の法則で
→Raks Aksağı

つまり、Raks Aksak→Raks Aksakı→Raks Aksağı

ということはRaks Aksağıで「跛行の踊り」「びっこをひいた踊り」の意?
普通トルコ語では前から修飾する(修飾語は前にある)
アラビア語・ペルシア語は後ろから修飾する(修飾語は後ろにある)
Raks Aksağıは後ろから修飾している?
→これはアラビア語・ペルシア語の単語だけでなく文法(例えばペルシア語文法のエザーフェとか)も取り入れていたというオスマントルコ語ならではの現象?

改定履歴
2010/11/12
İstanbuldan Üsküdara yol giderの別名Yandım Çavuşについて追記

関連記事
ウスール
http://minzokuongaku822.blog122.fc2.com/blog-entry-4.html
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ジャンル : 音楽

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