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古典トルコ音楽の原語

~古典トルコ音楽の原語は「クラースィック・テュルク・ムスィキスィ」であり、この「クラースィック」は近代西洋からの外来語にほかならない。つまり、日本における西洋からの外来語の表記に従えば、「クラシック・トルコ・音楽」となる。加えて「ムスィキスィ」の代わりに「ミュズィイ」の語が用いられることもあり、これも近代になって西洋から伝わった言葉であることを勘案すると、「クラシック・トルコ・ミュージック」となる。日本における外来語の受容やそれに対する認識の仕方を異文化に当てはめることには慎重を期せねばならないが、「クラースィック・テュルク・ムスィキスィ」の日本語訳として「古典トルコ音楽」を採用することには、検討の余地があることをあらかじめ付言しておく~

斉藤完「『古典トルコ音楽』とは何か」(アラブの音文化 グローバルコミュニケーションへのいざない、スタイルノート、2010年、所収)35頁より

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■クラースィック・テュルク・ムスィキスィのつづり
http://en.wikipedia.org/wiki/Ottoman_classical_musicによれば
Klâsik Türk Mûsikîsiと思われる

■ミュズィイの語のつづり
トルコ語版Wikipedia"Klasik Türk müziği"
http://tr.wikipedia.org/wiki/Klasik_T%C3%BCrk_m%C3%BCzi%C4%9Fi
によれば
müziğiになるのかな?

■カタカナ表記
カタカナ表記をどうすれば良いのか分らない
クラースィック、クラーシック、クラスィック、クラシック、クラスィク、クラシク
テュルク、トゥルク
ムスィキスィ、ムシキシ、ムーシキーシ、ムースィキースィ
ミュズィイ、ミュジイ、ミュズィイイ、ミュジイイ、ミュズィー、ミュジー、ミュズィーイ、ミュジーイ

■ムスィキスィの語の由来
アラビア語?

~まず、彼らが取り扱う「音楽」という言葉について説明しておこう。彼らは、ムースィーカー、ムースィーキーと記述しているが、この言葉は古代ギリシア語のムースィケーに由来し、さらにそれまでアラビア語で一般的な意味で用いられていた「歌」「楽曲(がっきょく)」を意味するギナー、ラフンなどと区別され、「音楽の学問」という意味合いを強く持つものである~

新井裕子「中世イスラームの哲学者たちが語る音楽論」(アラブの音文化 グローバルコミュニケーションへのいざない、スタイルノート、2010年、所収)より

■トルコ語のムスィキスィの「スィ」は所属人称接尾辞(所有接尾辞) ?
東京外国語大学
東外大言語モジュール | トルコ語 | 文法モジュール
名詞の所有格・所属人称接尾辞
解説
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/tr/gmod/contents_m/explanation/029.html
によれば
トルコ語の名詞の所属人称接尾辞(所有接尾辞)は
[3人称 母音で終わる名詞]の場合-si/-sü/-sı/-suが名詞の末尾に付くらしい(接尾辞)
例えば
araba「車」の場合、Ali’nin arabasıで「アリの車」

※所属人称接尾辞 について
こちらのページ
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/tr/gmod/contents_m/card/029.html
によれば

~所有格は「の」の格。所有者などを表す。
所有格によって限定される名詞(「AのB」と言うときのB)には、所有者(「AのB」と言うときのA)の人称に応じて 所属人称接尾辞 がつけられる~

テュルク・ムスィキスィTürk Mûsikîsiで「トルコの音楽」?Mûsikî+si?

■ミュズィイmüziğiはmüzikから?

東京外国語大学
東外大言語モジュール | トルコ語 | 語彙モジュール | 芸術
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/tr/vmod/v_search_detail.php?id=1927&where=2&where_word=1.32,芸術&goi_word=müzik
によれば
müzikは「音楽」の意。音声ファイル有り→聞くと「ミュズィキ」?に聞こえる…

東京外国語大学
東外大言語モジュール | トルコ語 | 文法モジュール
名詞の所有格・所属人称接尾辞
解説
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/tr/gmod/contents_m/explanation/029.html
によれば
トルコ語の名詞の所属人称接尾辞(所有接尾辞)は
[3人称 子音で終わる名詞 ]の場合-i/-ü/-ı/-uが名詞の末尾に付くらしい(接尾辞)

→müzik+-iでmüziki?
→でも、

東京外国語大学
東外大言語モジュール | トルコ語 | 発音モジュール理論編
3.プロソディ(アクセント・イントネーションを除く)概説 > 3.子音の交替 > 2.無声から有声に
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/tr/pmod/theory/index.html
によれば

無声子音kで終わる単語の直後に母音が来ると、この子音は有声子音に交替します
無声子音 k + 母音 → ğ + 母音

なのでmüziki→müziği?

■アラビア語のムースィーカーのつづり
ウィクショナリー日本語版"موسيقى"
http://ja.wiktionary.org/wiki/%D9%85%D9%88%D8%B3%D9%8A%D9%82%D9%89
によれば
موسيقى?
「女性」とあるので女性名詞?

発音は IPA: /muːsiqa/ らしい

Wikitionary"موسيقى"
http://en.wiktionary.org/wiki/%D9%85%D9%88%D8%B3%D9%8A%D9%82%D9%89
に音声有り→聞いてみると「ムースィーカー」に聞こえた

東京外国語大学
東外大言語モジュール | アラビア語 | 語彙モジュール
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/ar/vmod/v_search_detail.php?id=411&where=2&where_word=1.32,芸術&goi_word=موسيقى‏

موسيقى
の項目有り。意味は「音楽」。音声聞ける→「ムースィーカー」に聞こえるがムーを長めに伸ばし、スィーとカーはあまり長めに伸ばさないように聞こえる…

■古代ギリシア語のムースィケーのつづり
http://en.wikipedia.org/wiki/Music
によれば
μουσική ?ラテン文字転写でmousike?

ta meta ta phonetika
「ミュージック」の語源
2008.02.25 kakikomi; 2009.05.05 kakinaosi
http://toxa.cocolog-nifty.com/phonetika/2008/02/musike_f344.html
によれば

~学芸の女神ムーサはギリシャ語で「Μοῦσα[mûːsa]」だけど(→「9柱のムーサhttp://toxa.cocolog-nifty.com/phonetika/2008/02/musai_5a85.html」)、その形容詞は「μουσικός[muːsikós ムースィコス]」になる。で、この女性単数のかたちが「μουσική[muːsikɛ̌ː ムースィケー]」で、これが「music」の語源だ。

ムーサにかかわりがある学芸を「μουσικὴ τέχνη[muːsi↓kɛ̌ː tékn̥ɛː ムースィケー テクネー]」っていって、「わざ、技術」って意味の名詞「τέχνη[テクネー]」を省略して、のこった形容詞を名詞としてつかったのが女性名詞の「μουσική[ムースィケー]」なんだけど、もともといまの音楽よりずっとひろい意味があって、詩歌、音楽、舞踊、学芸とかをふくめた「ムーサのわざ」のことだった。それがだんだんいまの音楽の意味になってって、現代ギリシャ語の「μουσική[ムスィキ]」はふつうに音楽って意味だ。

女性名詞の「μουσική[ムースィケー]」とおんなじ意味で、中性複数形の「μουσικά[muːsiká ムースィカ]」っていうのもある。中性形だと「ムーサにかかわるものごと」って意味になって、けっきょく「ムーサのわざ」っていうのとおんなじことだ。それから、「μοῦσα[ムーサ]」は普通名詞としてムーサの学芸のことをいうようにもなった~

→ムースィケー テクネーの発音のところが上手くコピペ出来ない…
ムーサのΜとμは大文字と小文字の違い?

アラビア語のムースィーカーが女性名詞なのは、その元の古代ギリシア語のムースィケーが女性名詞だから?

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古典トルコ音楽、トルコ古典音楽、Turkish classical music

関連カテゴリ
トルコ語 Turkish
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→パーマネントリンクである個々の記事と異なり、カテゴリは将来変えてリンクが機能しなくなる可能性有り
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テーマ : 民族音楽
ジャンル : 音楽

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