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女子十二楽坊 「自由」

女子十二楽坊の日本デビューアルバムでは当初、作曲者不詳とされていたが、不詳では無い。ちゃんと作曲した人間が分かっている。

トルコ古典音楽の音楽家Santurî Ethem Efendi(1926年没)である。Santurî Ethem Beyとも表記される。(EfendiやBeyは姓では無い。敬称。)

サントゥーリー・エトヘム・エフェンディの写真
(http://www.turkmuzigi.web.tr/turk-sanat-muzigi/bestekarlari/283-santuri-ethem-efendi.htmlより)

SanturîはSanturという楽器の奏者である事をあらわす。

Santurはこういう楽器。
http://www.turkmusikisi.com/calgilar/santur/
(turkmusikisi.com。トルコ語)

サントゥールの写真
(http://www.turkmusikisi.com/calgilar/santur/より)

台形の箱に多数の弦を張り、バチで弦を叩いて音を出す。
中国にも似たような楽器がある。ヤンチン(揚琴)である。

イスタンブル生まれのオスマン帝国末期の音楽家だった。

曲名も本来は「自由」ではなくŞehnâz Longaという。(「Şe」は「シェ」と読む)
Şehnâzはトルコ古典音楽で使われる旋法名のひとつで、Longaは器楽曲の形式名である。
つまり、理論的にはŞehnâz Longaという名前の同名異曲は有り得る。器楽曲でLongaという形式で、Şehnâzという旋法(マカーム makam)を使っていたらその曲はŞehnâz Longaとなる。(理論的に有り得る、というだけの話で実際の所Şehnâz Longaと言えばSanturî Ethem Efendi/Santurî Ethem Beyのこの曲を指すが)。

オスマン音楽はアラブ地域にも伝わっておりアラブ圏でもこの曲は演奏される。

彼は西洋音楽を学んでいた。その事はこの器楽曲の旋律にあらわれている。基本的にŞehnâzという旋法(マカーム makam)の旋律なのだが、西洋音楽の分散和音(アルペジオ)と解釈出来る部分がある。

Neyzen.comより楽譜(pdf)
Nota Arşivi→Klasik Eserler→Şehnâzのページ
http://www.neyzen.com/sehnaz.htm
より
http://www.neyzen.com/nota_arsivi/02_klasik_eserler/090_sehnaz/sehnaz_l_santuri_ethem.pdf

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テーマ : 民族音楽
ジャンル : 音楽

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