スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

トルコ音楽文化論(概論)

トルコ音楽文化論(概論)
http://open-waseda.jp/guest/rishu/pdf/2011/ka_77.pdf

たまたまこのような講義があるのを見つけた。
いいなー。受けたいなー。

アメリカのどこかの大学がやっていたように一般にも公開してくれないかなー。
講義をビデオで撮ってYoutubeにアップロードするとか。
ビデオ購入したり、Youtubeにアップロードするのに掛かる時間分の教員の人件費とかで難しいかなー。

開講年度:2011 年度
科目名:トルコ音楽文化論(概論)
担当教員:濱崎 友絵
授業概要:

トルコ共和国の前身オスマン帝国は、ビザンツ帝国を征服し、約六百年に渡って存続した
強大なイスラーム国家でした。帝都イスタンブールを抱え東西交流の要衝として栄えたこの
地には、さまざまな文物や人が往来し多彩な音楽文化が花開くことになります。
本講義ではこのトルコにおける音楽文化の「むかし」と「今」を、とくにオスマン帝国期に育
まれた音楽文化を中心に概観しながら紹介してゆきます。トルコの音楽にみる美意識の在り
様や異文化接触による音楽変容の過程などをアジア、ヨーロッパ、さらには環地中海との関
係性も踏まえつつ読み解いてゆきたいと思います。


トルコの音楽にみられる美意識ってどんなだろ。
小泉文夫先生が言ってたような「バランス」?
アラブ音楽は執拗に繰り返して、イラン音楽は川の流れのようで、トルコ音楽はバランスを重視っていう話。

オスマン音楽も「繰返し」が重要だと思うこの頃。
ペシュレヴ Peşrevではテスリム teslimの部分が繰り返されるし、サズ・セマイ Saz Semâîsiも同じ。テスリム teslimの部分が繰り返される。
ベステ BesteはAABAの形式でAの部分のフレーズ(ゼミン zemin「地面」の意味らしい)が繰り返される。
シャルク Şarkıの旋律を分析するとABCBの形式になっているのが良くあって、Bのフレーズが繰り返されている。
アウル・セマイ Ağır Semâîやユリュク・セマイ Yürük Semâîはあまり分析できてないけど、似たような旋律のフレーズの繰返しが見られる歌もある。
例えばギリシア系のİlya作曲のSâzkâr Yürük Semâî "Biyâ ki kadd-i tü der bağ-can nihâli menest"の旋律の構成はABCBの形。
同じくİlya作曲のSazkâr Ağır Semai "Nice bir bülbül-i nâlân gibi feryâd edeyim"の旋律の構成はAABAの形 。

「異文化接触による音楽変容の過程」はヨーロッパのクラシック音楽におけるアラ・トゥルカ Alla turcaの話になるのかな?

授業の到達目標:

(1)音楽を視座とした一連のテーマを通して、トルコ音楽文化の歴史や特質を学ぶ。
(2)トルコの基層文化形成過程を学ぶことで、他の地域の歴史や社会と連関させる視野を
養う。

授業計画:

[第 1 回] 導入
[第 2 回] イスラームと音楽(1)
[第 3 回] イスラームと音楽(2)
[第 4 回] オスマン音楽の成立
[第 5 回] オスマン宮廷における音楽
[第 6 回] ハーレム、女性、音楽
[第 7 回] 戦争と音楽(1)軍楽隊メヘテルの響き
[第 8 回] 戦争と音楽(2)ヨーロッパにおける「トルコ風」の流行
[第 9 回] 戦争と音楽(3)メヘテルの西洋化をめぐって
[第 10 回] 民衆の音楽(1)楽器
[第 11 回] 民衆の音楽(2)民謡
[第 12 回] 民衆の音楽(3)舞踊
[第 13 回] トルコから世界へ―「ウスキュダラ」の伝播を考える
[第 14 回] ロマと音楽

「イスラームと音楽」ってハディースの話とかするんだろうか…

「オスマン音楽の成立」はどのあたりの時代の話をするんだろうか。Itrî?それとももっと前でハフズ・ポストとかHatip Zâkirî Hasan Efendi(イラーヒー İlâhiの人)とかKöçek Derviş Mustafa Dede(メヴレヴィ Mevlevi のBeyâtî Âyîn-i Şerîf'iを作った人) とかの話もするんだろうか。

「ハーレム、女性、音楽」はチェンギ çengiの話とかかな?Dilhayat Kalfaの話は出るのかな。

「トルコから世界へ―「ウスキュダラ」の伝播を考える」:ブルガリアのAdela Peevaのドキュメンタリー"Chia e tazi pesen?"の話とか出るんだろうか。

教科書が「ジェム・ベハール 『トルコ音楽にみる伝統と近代』 新井政美訳、東海大学出版社、
1994 年。」とのこと。




担当教員:濱崎 友絵先生を検索してみた。
学校法人 上野学園 音楽学部音楽学科 教員紹介
http://ts.uenogakuen.ac.jp/UserProfessor/Detail/60000277

東京藝術大学楽理科卒業(アカンサス音楽賞受賞)、同大学大学院音楽研究科修士課程を経て、2008年博士後期課程修了。博士(音楽学)。2002年~03年、ハジェテペ大学附属アンカラ国立音楽院(アンカラ)、および2006年~07年、ボアズィチ大学アタテュルク研究所(イスタンブール)に留学。トルコを中心とした音楽における西欧化・近代化の問題を研究する。発表論文「『ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト』からみた現代トルコの音楽政策」(『東洋音楽研究』第71号)。監修協力『メッツラー音楽大事典』(教育芸術社、2006年)「トルコ音楽」および「トルコ音楽関連項目」。学会発表「トルコ共和国形成と音楽における近代化――トルコ民謡をめぐる音楽政策――」(修士論文)、「アンカラ国立音楽院の設立―P.ヒンデミットの提案書の再検討」他。2006年、放送文化基金助成金による共同調査研究のメンバーの一員として、バルカン半島のマケドニアで音楽調査をおこなっている。


「トルコ五人組」と新しいトルコ音楽--アハメド・アドナン・サイグンの〈ボズラク〉を例に
濱崎 友絵
東京藝術大学音楽学部紀要2009年度35巻
http://www.lib.geidai.ac.jp/MBULL/35Hamazaki.pdf

関連記事
江利チエミ「ウスクダラ」
http://minzokuongaku822.blog122.fc2.com/blog-entry-116.html
ウスクダラの伝播について

オスマン帝国と軍楽隊(濱崎 友絵)
http://minzokuongaku822.blog122.fc2.com/blog-entry-198.html
この題の講義の動画を公開してた。早稲田大学。モーツァルトのトルコ行進曲とメヘテルについての内容。

改定履歴
2012/12/15
「オスマン帝国と軍楽隊(濱崎 友絵)」のリンクを追加
スポンサーサイト

テーマ : 民族音楽
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム Search
プロフィール

白いりんご

Author:白いりんご
民族音楽に関するメモ。情報の信頼性は低いので注意。
検索エンジン経由で来られた方へ。
目当ての記事が見つからない場合、記事を移動している可能性があります。右上のブログ内検索を御利用下さい。

最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ Category
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。